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2010年6月6日日曜日

大学生活への疑問(4)


 『これからを生き抜くために大学時代にすべきこと』著者:許 光俊 を読みました。

 この本はほんとに大学生活の全般を扱っています。大学での勉強、勉強の仕方、レポートの出し方、大学のテスト対策、指導教授の選び方、大学生なら読んでおくべき本、留学について、人間関係について、サークルについて、恋愛について、アルバイトについて、就職について、これからについて、、、とまぁ至れり尽くせりでした。大学に入ったばかりで右も左もわかんないです(涙)くらいの学生が読むようなものでした。そこまでアドバイスする必要ありますか?くらいいろいろ書いてありました。でも大学生になったときって不安だらけでどうしたらいいかわからないから、この手の本を参考にしてもいいのかもしれないね。でも、やっぱり大学生活は自分で切り開いていくものだし、他人とは絶対違う大学生活を送るんだからそこは考えようだとは思う。大学生活を一般化することなんて無理だよ。詳しい内容については他の本でも良く見かけるような内容だったと思います。アルバイトはなるべくしないほうがいいよとか、本は借りずに買おうとか、すごい人物と出会おうとか、出会いを大切にしようとか、そういった類のことが書いてあります。その中でもほかの本とは違うことはかなり大学を大切にしていますね。つまらない講義も考え方ひとつでおもしろくなるとかはその例だと思いますが、ほかの本だとつまらない授業には出るな!って書いてあるのが多い。これに関しては人それぞれの考え方に依るところが大きいと思います。やはり大学教授がこの手の本を書くとどうしても大学側を支援したい気持ちになるのではないでしょうか?その点浅羽通明さんの『大学で何を学ぶか』は内容は乱暴ですが、おもしろい本だと思います。それとこの本には先ほども言ったように恋愛について書いてあるのがなかなかおもしろいですね。好きな相手とは付き合わないとか年上の女性がいいとか、いい相手とはとか、振られるのも経験のうちとか読んでいると歯がゆくなるようなことも書いてあります。でも恋愛ってそれほど重要なことなんだろうなぁとも思いますな。恋が人を大きく変えることもあるでしょう。この点に関してはDTの俺にはちょっとよくわかりません。大学生は本当に恋愛が好きですが、なぜだか理由がわからないのが正直なところです。はっきりいって高校までの恋愛に経済力とセックスとかを足したようなものにしか見えません。こいつはいい恋愛してるなっていうのはあんまり見ませんね。まぁ何がいい恋愛かもわかりませんが?とまぁ自虐はここまでにしてこの本の総括に入りたいと思います。この本は俺の疑問に答えるようなものではなかったですが、指南書的なものとしてピチピチの一年生に勧めるのもいいかもしれません。最後に気になった言葉を引用して終わります。
  ・「人間誰しも嫉妬することはあるだろう。でも、あえてその気持ちを抑え、いっしょに喜んでくれる人を友達にすべきなのである。」
  ・「自己主張しつつも、相手を尊重する」
  ・「やりたいことではなく、やれることを選ぶ」⇒これ良いね。
  ・「あなたにとってもっとも重要なこととは、あなたが自分で発見したことなのだ(自分で発見できなかったことは、たぶんあなたにとってそれほど重要ではないのだ)。」
  ・「大きくても小さくても、失敗の中にこそあなたの本質、本性が表れるのだ。」

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