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2010年5月26日水曜日

読書について


 孝が“適当に”選んだ本を読みました。ショーペンハウワーの著書『読書について 他二編』です。こんな本今には絶対にないだろうなっていう本でおもしろかったです。それとこれを読んだときに「孝の野郎俺への嫌味でこの本を読ませたのか?」と考えてしまいました。それは内容を紹介すればわかると思います。

 内容はいたって単純。内容のほとんどが19世紀のドイツにおける文学や言語使用の劣化をするどく指摘してそれを憂いでいるというものです。100ページくらい現代(19世紀)の作家や新聞を書く人、文筆家などの悪口です。あいつらのせいで今の文学はひどい状況じゃないか!とキレまくりです。それに対してどうしたらその状況を改善できるかという提言もちょこちょこなされています。現代の本を書く多くのひとは「お金のために」「名誉のために」「自分の能力を誇示するために」何より「本を書くために」本を書いていると指摘しています。だから現代に発行されているもの(新書)は読むに値しない。いやむしろ時間とお金を奪うだけで読者にはなんの益もないと述べています。それらの人々の比較として思想家を上げています。彼らは三文文筆家とは違って自分の「思考」を簡潔明瞭に誰にでもわかるように正しい言語の使いかたをもって書いているので彼らの本は読むに値するすばらしいものだと述べています。よい本とは作者の「思考」が書かれている本だとしています。対してダメな本は、難しい表現や雑な言語使用で結局なにが言いたいのかわからず読者を闇に吸い込むようなものであるとしています。作者は「思考」することがないよりも大事だと述べています。自分で考えなければダメだって言ってます。だから今の新書などを一日に多読する人は他人の思考をなぞるだけで自分で考えようとしないので「読書はしすぎでもダメ」と述べているわけです。でも古人には多くの優れた人物達がいるのでそういう人たちの本を読むなら自らの思考も喚起されるのでよいとしています。でもやっぱり読むだけではなく「自分で考える」作業がなによりも大事なものだとしつこいくらい述べています。このショーペンハウワーの指摘は現在に通じるものがあるのではないでしょうか・・・
本当はもっといいこと書いてありますが伝え切れません。なによりもう覚えてません。

最近の「若者」


 若者の理解者(と言われているらしい)である香山リカさんの著書『私は若者が嫌いだ!』を読ませていただきました。なぜならわたしも俗に言う「最近の若者」が嫌いだからです。この筆者は大学の教授もやっていますが、精神科医として多くの「若者」を診断してきたという。だからこそこの人は理解者として知られているわけだが、どうやら著者は「若者」の悩みや考えなどを聞いているうちに「若者」が嫌いになってしまったらしい。その理由について「最近の若者」の傾向を踏まえて論じている。ちなみにこの香山リカさんは大のゲーム好きらしい。だから若者の気持ちもわからなくはないとかなんとか。。。

 内容はどうしてそういった「最近の若者」が生まれたのかを経済格差の面や教育格差の面などから解析している。これはなかなかおもしろいと思う。また、若者を襲う新型のうつ病や若者による突発的な犯罪などにも言及されているし、最近の若者に見られる想像力の欠如などの傾向にも触れられている。ちなみに香山さんが嫌いな若者10か条をおげておく。
 ①すぐ音を上げて逃げる若者
 ②居場所がない、とさまよいすぎる若者
 ③「キレた」「オチた」「真っ白になった」と言えば許されると思う若者
 ④大人を信頼しすぎる若者
 ⑤大人に甘えすぎる若者
 ⑥学力がない、知識がないのに開き直っている若者
 ⑦自信がありすぎたり、なさすぎたりする若者
 ⑧自分のことしか考えられない若者
 ⑨他人に厳しすぎる若者
 ⑩簡単に傷つきすぎる若者


 まぁびっくりした!なぜなら「最近の若者」の特徴に意外と多くあてはまってしまったからである。これはかなりショックだったなー。俺が大嫌いな「最近の若者」に自分が近いと思うとかなり残念。確かにかなり人間的に「弱い」ような気もするけど・・・。俺はあいつらとは一線を画しているぞって思ってたんだけどな。。。まぁそれはどうでもいいとしてこの「若者」を生んだ原因は何かと考えるかというと時代と大人たちの責任であると思う(この責任をおしつけるのも若者の特徴)。ゆとり教育なんか関係ないと思います。ていうか俺の周りにこいつあきらかに「ゆとり教育」だなーってやつひとりくらいしかいないし。俺がゆとってるからかもしれないけどみんなそれなりに甘えずに一生懸命に生きてると思うけどなー・・・。それなりに自立もしてると思うし。しかも「ゆとり教育」を実施してフィンランドなんかいまや世界で第1位の学力の国だからね。全然関係ないさ。インターネット関係の弊害については否定できない点が多いきがするなー。でもそれは「最近の若者」に限らず多くの人に弊害を及ぼしていると思うけどねー。こうやってブログを書いている俺だってものすごい害を受けているかもしれないし。しっくりくるのが今の若者は「お客様感覚」っていうのはだったな。これはうなずける。俺も思い当たる節があるし。なんでもかんでもしてもらえると思ってるからなー。全然自分からは行動しない。行動したとしてもずいぶん遅い。多くの条件が与えられてからしか行動しないとかねー。与えられすぎたんだろーな。親の責任も大きいと思うよやっぱり。モンスターペアレンツ死ね!(すぐ死ねとか言っちゃう若者)その点うちの母親は普通のペアレンツより若干過保護なくらいですんだからよかったものの。でも俺もかなり人に甘えてると思うなー。その点一人暮らしは俺にとってかなり重要なことだと思うわけ。いつまでも甘える、与えられる環境がそばにあるとやっぱり人間弱くなっちまうよ。それにしても生まれた環境によって人生が左右されるなんてこれはどうにかしなきゃいけないよね。虐待とかネグレクトの問題が最近話題になってるしね・・・。想像力がないっていうのもわかる気がするなー。やっぱり人の痛みとかわからないから人を傷つけちゃうんだろうし、これをしたら自分がどうなるんだろーっていう想像力がなきゃリストカットとか犯罪を犯したりとかしちゃうんだろうな。怖い怖い。あと、あたいが思うのは礼儀のできていない若者が多いと思うなー。大人にも多いのが原因でもあると思うけど親がしっかり教えてあげないとだめだよ。礼儀とかってできてないとダメでしょ。そういうところでしょ人が見るのは。俺自分自身あんまり礼儀正しい方だとは思わないけど、それにしてもなぁ。目に余る行動をとるやつ多いと思うよ。それと最後に「自分の感情とかをすぐブログとかに書いちゃう若者」も増えているとかw

 最近、うまくまとまらんなぁ・・・

2010年5月22日土曜日

2010年映像の旅


 「この映画を見終わった後人々はひとつの旅の終わりを体験します。」


 映画の宣伝をしてみました。スタンリー・キューブリック監督の約40年前に作られた名作『2001年宇宙の旅』を観賞いたしました。SWATにオススメされたからでありますがこの映画なんていうか映画なのかわかりませんでした。映画というにはなかなか異質なものだったと思います。キューブリックさんの作品は初めてなのでわかりませんが、こんな映画ばっかり作っているとしたらある意味でこの人天才だと思います。この映画は小説もあるそうですが、小説を読んで内容を補完するようなことはあまり好きではないのでやっぱり想像するのが一番だと思います。っていうくらいだからこの映画は相当想像の部分に拠るのではないかと思いますね。まず言葉少ないw ていうか映像で勝負してくる。ガンガン押してくる。もう「感じろ!」っと映像に言われているような気がしました。内容を紹介してしまうとどうしてもネタバレ的になってしまうと思うのでやめときます。ひとつだけ内容を言えるとすれば最初の1分間くらい真っ暗です。これだけだな。この映画ってSFホラー的なことなの?もう全篇をとおして怖いよこれ。音楽とか聴きなれているやつだからあれだけど、全然音が後ろにないんだもの。人の息遣いとかばっか。なんていうか完全に感覚で映画作ってるなっていうのがわかった。でも、技術ももちろんすごいと思う。40年も前の映画なのになんていうかすごい。当時の技術なんて相当拙いものだったと思うけどそれを感じさせない。それと背景にはキリスト教的なテーマもあるのかなとも感じたなー。だめだ!あんまりうまく説明できねーな!とにかくひとつだけ!「猿は物を使うことを覚えた・・・」

『14からの哲学』


 どうゆうタイトルにしようか何度も考えましたがどのタイトルもしっくりこなかったので本のタイトルをそのままタイトルにしました。ということで今回は池田晶子さんの著作『14歳からの哲学』を読ませていただきました。どうやって紹介したらいいかわかりません。何を言っても虚しく響いてしまいそうだからです。この本はそのくらい深くて普遍的なテーマを扱っています。でもこの本を読まずして生きていくのは本当にもったいないと思います。はっきり言って内容は理解できませんでした、ていうかできるわけない。そしてもうひとつはっきりしていることはこの本は100冊に1冊の本です。まだ本を100冊読んではいませんがわかってしましました。あと100冊本を読まないとこれほどの本には出会えない気がします。謎だらけの紹介でしたが、この本自体が謎だからそれもしかたなし。





  とにかく読んで。

訂正とお詫び

 えーっと。読者を増やそう計画を廃止しました。勝手にです。でも今のところ揺らぎません。OB・OG訪問計画今のところ保留にしました。別にびびってるわけじゃありません。もう少し考えることがあるなっと思ったからであります。以上が訂正です。ここにお詫び申し上げます。私の不徳と致すところです。今後もこうした自分勝手な行動が目立つと思われますが人を愛する気持ちで見守ってくださるようお願い申し上げる所存です。このたびは大変しつれいいたしました。

2010年5月19日水曜日

思考の蛇口

 どうせなに書いてもいまのところ君達ふたり(SWAT&孝)しか見ないんだからこのブログを思考の蛇口として使わせてもらうよ。とにかく書きたいこと書くから最初の方だけ見てあとはお気に召すままにどうぞ。それと思いつきでどんどん書いてるから収拾つかないよ。自分の考えてることって自分の中に閉じ込めていてもだめだんだよ。誰かと共有しなきゃ!蛇口の水みたいにだしてあげなきゃ。

読者を増やそう!
 やっぱりコメント最低毎回5件くらい欲しくないか?そこでやっぱり俺達だれもほかの人の読者になってないじゃない?だからおれらの読者も増えないんだと思うんだよねー。ツイッターもフォローして初めてフォーローされ始めるみたいなとこあるし。そこで一日ひとりずつでいいから誰かの読者になるのなんかどう?おれ自身続く気はしないけどそうしていけば三人でやれば一ヶ月で90人だぜ?そうすればたとえばSWATが読者になった人におもしろそうな人がいればその人の読者になればいいわけでしょ?そうすることによって芋ずる式に増えていくんじゃね?どうよ!

OB・OG訪問(というか就職活動関連)
 やっぱりシュウカツって協力必要じゃない?だから俺ら三人で情報を共有しあうのが非常に効率的ですばらしい考えだとおもうんだよね。人数って増やしすぎると結局情報の信憑性とか薄れていくしさ。たとえば題名にもあるとおりある会社のOB・OG訪問したとするじゃない?そのときにどう感じたかとかの情報を三人で共有し合えば自分が3人いるみたいなもんじゃない!もちろん行きたい会社も違えば、それぞれの感じ方だって違うだろうけどどうせ自分ひとりだったらいけない会社とかも出てくるわけだしさ!というか何よりも俺友達いないし?ここが肝だよね。でも別にいまさら友達増やしても信頼関係のかけらも築けないでしょ。ていうか築こうと俺が思わないだけだけど。ていうかOB・OG訪問っておもしろそうじゃね?

「大学生の自己分析」に対する自分なりの分析 
 えーっと俺とSWATは基本大学生の自己分析大嫌いだけど。まぁSWATがどう考えてるかは完全に推し量ることはできないけど。冷静に考えてみるといろいろ馬鹿にもできないんじゃないかと思えてきた今日この頃です。
  1.まず、シュウカツがなければどうせ自己分析もしねーよあいつら(大学生一般)。
  2.シュウカツのための自己分析じゃだめなのは承知だけど、シュウカツという視点が加わることでまた違った自己分析ができるのでは?
  3.シュウカツにおける自己分析がなければ本気で自分のことについて考えてみようなんて考えないかも
  4.自己分析して自分を知ることって大事だよね。
  5.あいつらは他人にお願いして「自己分析」を第三者目線からやろうとする。これをめっちゃばかにしてたけど、最近は心を入れ替えてそれもありじゃないかと本の影響を受けて思い始めた。やっぱり相手のことを本当に見てあげてないと相手の分析なんかできないよね?それによって相手のことをもう一度見直す機会ができると思うんだよ。身近にいる人ほど、気づいてない部分が見つかるかもしれないよ?恥ずかしいけどそういうのって必要。というか思ったし、母親にも指摘されたけど、俺本に影響されすぎ。
  6.アイデンティティーの確立?みたいなー?
  7.あいつらは自己分析に終わりがくると思ってるから怖い。あるシュウカツ情報誌に「秋までには自己分析を終わらせておこう!いぇい!」みたいなこと書いてありました。吐き気がしました。

「本」とは  
  1.他者と自分との比較。人の考えを読み自分を知る
  2.広く物事を知る。俯瞰的な視点を身につける。
  3.人の考えを知る。自分はこう思うけど、違うふうに考える人もいるだー!ってな感じ。
  4.単に事実を知る。自分の知らなかったことをしるのって幸せ。
  5.自分の興味を知る。最近、孝に言われて気づいたけど人間ってどうしても自分の「好きな」本を読んじゃうと思うんだよねー。もちろん興味の無いことも読まないとだめだよ?
  6.本を読むことって勉強と呼べるの?それともそこから学んだことを確かめたり体験したりすることが勉強なの?でも何しても勉強とも言えるよね
  7.その世界に入りこむ。疑似体験するよね。想像力を喚起されるよね
  8.上を受けて。想像力の発達?
  9.何か思いつく?


 今後もこういうことやっていくからよろしく!絶対コメントしてくれなきゃやだからね。

2010年5月18日火曜日

講演会in 中央大学

 今日は「常見陽平」さんが中央大学にきて講演をするというのを聞いて聴きに行きました。常見さんといえば「就活のバカヤロー」などの著書で有名な方だそうです。今日初めて知りました。そこでの内容を覚えている限り書きたいです。ちなみに今回は就職活動関連の講演でした。そしてちなみにこの人は日本の若者の底力を証明すべく日々講演などをなせっている、今はどっかの会社の社長です。詳しくはhttp://www.yo-hey.com/

 常見さんの主張
  ・何かに夢中になろうぜ大学生
  ・ひとつのことをやりとげたやつはすごい
  ・色んなことに挑戦してこうぜ大学生!
  ・失敗とか恐れないで。むしろ失敗するくらいじゃなきゃ人は強くならんよ
  ・自分を変えるきっかけに出会う
  ・友達を増やす。付き合いを大切にする。その努力をする。
  ・「やりたいこと」だけで仕事を選ぶな。働きやすさとか自分にあってるとかその他の要素をあるぞえ
  ・いろんな人に会え!会いたくない人にも会え!むしろ自分とはまったく違った考えの人こそ会え!
  ・(中大生へ)都会に行きましょう。君達は遅れています。
  ・常になんかしてようぜ。
  ・未来を見る視点大切だけど、その前に目の前にあることに一生懸命になれや!
  ・(就職活動において)会社をもっととことん調べようぜ!自分の体で確かめなきゃ!情報にだまされるな!
  ・自分を変えるきっかけと出会おう!
  ・ポジティブに生きよう!
  ・


 もっといっぱい色んなこと言ってたけど忘れました。。。なんのために講演会行ったんだ!って感じですけどそれでもおもしろかったので満足です。本当はメモとるくらいのことはすべきだったのでしょうが、なんかメモを取っていたらほかの学生と同じでダサイからやだな、俺は話を真剣に聞きにきたんだ!という意味不明な意気込みによってその気持ちはどこかに飛んでいきました。今度何かの講演会に行く際はひとつでもおもしろい考えを見つけようとここに誓います。それと「常見さんは大学生にどのようなことを勉強して欲しいですか?また、勉強から何を得てほしいですか?」という感じに質問したところ。「自分の好きなことは徹底的に勉強してほしいし、好きなことだけでなく興味のないこともあわせて勉強してほしい。また、勉強の方法を学んで欲しい。勉強を通して、「考え抜く力」と「あきらめない力」を身につけて欲しい」みたいなことおっしゃってたような気がします。質問することで頭がいっぱいで全然なにを言われたか覚えてません。いつのまにか質問することが目標になってました。反省します。ちなみに質問するさいにいきなり「ツルミさん今日は貴重なお話ありがとうございました」とカミカミで言ってしまいました。当然のように「ツネミです」と突っ込まれました。反省します。
 内容としましては今まで読んだ本と似たようなことを確認するようなことでした。内容より常見さんがどういったことをどうのようなやり方で1時間以上の講演を持たすのかに興味津々でした。この方は話す内容はおもしろいし結構引き込まれるのですが、まずサ行がいえない弱点に加えまして、しゃべるのが速い、受け狙いがいまいちという印象も残りました。でも1時間以上も生徒ひきつけるだけの人生経験と話し方、雰囲気には頭が下がります。おもしろい人ほどたくさんのことを経験しているのですね。あたいも本を読むことはもちろん何かほかのことに挑戦してみようかしらという気持ちになりました。

御都合主義国家アメリカ


 『ネイティブ・アメリカン ―先住民社会の現在』 著者:鎌田遵  を読ませていただいたでござる。適当に書きたいと思います。

 内容。題名を見てもわかるとおり現在のアメリカ合衆国を主に生息地域としていた「インディアン」つまりネイティブ・アメリカン(以後:インディアン)の歴史と現在が書かれております。インディアンは現在アメリカに約250万人住んでおります。これは人口のわずか1%にも届きません。部族もものすごい数があります。その中には「部族」としてアメリカ政府に認められていない部族も存在します。その昔、コロンブスの野郎が1492年にアメリカ大陸を発見して際は80万人~1800万人いたとされています。資料があまり残っていないので諸説あるわけでございます。そして居住区は「居留地」という場所に限られております。これは連邦の憲法にもさだめられております。先住民族であるインディアンの居住区が「限られている」わけあります。この時点でかなり心痛い内容ではございます。どうして先住民族いうならば彼らの国でもあったアメリカで彼らはこのような仕打ちにあっているのでしょうか。。それはもちろん歴史をさかのぼれば見えてきます。当然ながら侵略者たちによるものです。アメリカ大陸を発見されて以来インディアンの住む土地は次々と奪われていきました。今の「アメリカ人」が住むためにです。それだけではありません。「西部開拓」とかぬかして自分たちの金などに対する欲求などで次々と立ち退きを拒否するインディアンたちを殺していきました。抵抗するインディアンは「野蛮」な存在としてどんどん殺されました。そしてインディアンの住む場所を辺境に定めました。今のインディアンが住む「居留地」はほとんどが自分たちの故郷の場所ではありません。これでは文化を守っていこうとかそういう問題ではありません。彼らのアイデンティティーは奪われたのです。こうして先住民族であるインディアンは厳しい環境に置かれました。西部劇の映画に出てくるインディアンは「白人」を襲う野蛮な存在として描かれております。そしてそれを倒していく「白人」が英雄です。これほどまでの御都合主義があるでしょうか。そんな厳しい状況のなかインディアン達はあえいでおります。もちろん差別のために仕事などありません。暮らしていけません。国から支給されるわずかなお金でアルコールやドラッグにのめりこんでいきます。そんなことでできあがった印象が「酔っ払いのインディアン」でございます。これもよく映画などで観られますね(父親達の星条旗など)。こんだけインディアンを糞みたいな扱いしときながら、ある時期からインディアンの価値を見直そうとかいう「白人」があらわれます。そうしたなか「白人」がインディアンの美しさを描いた映画などを通して「白人」はインディアンは本当は野蛮な民族じゃないんだとかなんとかいって自分達で満足しています。最近アメリカの抱える問題に関する本をよく読むせいか、アメリカがものすごい嫌いです。本当にちょっとやです。あいつらは自分達の都合のいいように弱者を扱ってきました。「白人」のためにです。そんな中立ち上がるインディアンもあれわれ初めました。現在は「多少」インディアンの社会的な地位が向上してきております、「白人」を相手取った裁判などで勝つこともあります。カジノを経営することで経済的に力をつけていく部族も増えています。でも多くの部族が劣悪な環境に身をおいております。これがまた最高なのですが、「ワナビー」という「白人」が自分達のアイデンティティーはインディアンだとか言ってインディアンに「なりたがる」やつもいます。ギャグです。もはやアメリカンジョークも度をこしてきました。もちろんインディアン達のなかにも問題あります。その排他的な性格などはひとつとしてあげられます。彼らは部族同士のつながりを大切にしますのでそうなります。こういうところをみるともうすこし現在に臨機応変に対応して変わっていかなきゃだめだよって気持ちにもなりますが「外」の環境がそうさせないのはもちろんのことです。などなどここに書ききれないようなインディアンに関するたくさんの事実がアメリカをとりまいております。それを知るためにはこの本を読むのが一番だと思いますので気になったんなら読んでみてはいかがでしょうか?

 本でも触れられていましたが今後のアメリカの課題は自分達がやったことを理解しそれにどう報いていくかを探っていかなければならないでしょう。非常に残念ですが過去にやったことは取り返しがつきません。しかし、それを知り未来にそれをどう活かしていくかがアメリカ人特に「白人」には問われております。いままでのような御都合主義ではだめというわけです。そんな中でわりかしリベラルかと思われるオバマ大統領の就任という心強い事実もあります。俺は今のアメリカは嫌いですが、今後のアメリカを好きになりたいので頑張って欲しいです。

リスクで斬る


 ということで勝間和代さんの『会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く』を読了しました。これで2冊目の勝間本ですが、これをあんまりすげぇなって内容ではありませんでした。この本に何を求めるかにもよりますが、とにかく勝間さんの本にそのまま影響を受けるのではなく勝間さん自身もおっしゃるよう広い視点から本を観察していくのがいいのではないでしょうか。

 内容でございます。勝間さんならでは(?)の切り口で今の社会の問題を解明していきます。今回使われる道具は「リスク」です。リスクという観点を用いて現代社会の抱える問題、たとえば企業の終身雇用制、国家の役割とはなどなどのリスクを徹底的に考えていかにわれわれが日常的にリスクにさらされているか、リスクに気づかず生きているかなどなどを論じていきます。また勝間さんは「リスク」とは何かというのを定義ずけてそれと今後どう向き合っていくかということを帰結としています。勝間さんにとって「リスク」とはいかにうまく付き合っていくかというものらしいです。あらゆる物事に潜むリスクを考え、そのリスクをとることでどれほどの危険が自分に帰ってくるかまた、どれほどのいいことが自分に帰ってくるか常に考えて生きればもう少しうまく生きれるのではないかという勝間さんからの提案です。

 まぁまず最初に文中に「リスク」っていう単語がありすぎてうざい。。。という幼稚な指摘はさておきまして、どう考えたかを申しますと、なかなかおもしろい視点だとは思ったが、議論がリスク一辺倒に感じられて少し違和感を覚えたのが感想でございます。もちろん今回は「リスク」という道具をもちいてわかりやすく解説したのだとは思いますが、それにしてもなかなか納得いかない部分もありました。大前提として、はたして「リスク・リテラシー」を身に付けたからといって今の日本の体制は変えられないことがあげられると思います。日本の抱える問題に対処するために「リスク」感覚を身に付けることの大切さはわかりましたが、まず根本から日本の問題を解決していかなければいけないのではないでしょうか。。。その点について勝間さんは「リスク」教育が必要だとかの提案はしていましたが、具体的に問題を解決するかについてはそこまで触れられていませんでした、それでは国民の「リスク」は拡大していく一方なのではないでしょうか?かなり個人主義的な考えな気がします。偽善者代表のわたしといたしましたはあまり好かない考え方です。決して間違っているといってるつもりはございません。それと、これは本当に個人的な意見ですが、普段からそんなに「リスク」を考えていたら「本当は危険だけどリスクを犯さないといけない場面」で逆に萎縮してしまうのではないでしょうか?人生にはそういう場面が何度もあると思います。個人的に。ですからその場面に対面した時に、「リスク」の高さを考えた結果、行動に移さないかもしれないではないですか!!時には「リスク」を犯す(考えずに突っ走る)ことだって必要ではないでしょうか?そうしないと得られない経験はものすごい大切なものなのではないでしょうか?それとリスクリスクいってたら人間関係とかちょっと嫌な感じじゃない?こいつ「リスク」ばっかり考えてなんなんだよ!気持ちわりぃ!自分では危険は犯さないっていうのかよ!え!?というようなギャグみたいなことだって起こらないとも限らないですからね・・・少々感情論に走りすぎましたがこんなところです。

 最後にもうちょっと「読ませる」文を勉強してくれたらもっともっと引き込まれやすくなると思いました。読んでいてどことなくつまらないなって印象を覚えてしまいました。

2010年5月14日金曜日

言われつくした考え

 えーっと、言われつくしたかと思われることについて書きたいと存じますがよろしいでしょうか?はい、よろしいです。ありがとうございます。




 ということで今回のテーマは「自分の価値」です。興味が無い人は見ないように。。。
 ずばり人は自分のことをかわいがりすぎです。人は自分ていう人間を愛しまくってます。あ、ちなみにこの考えに終着点はありません。人は自分のことをかわいがりすぎるのでものすごい損をしています。かわいすぎている例として「プライド」などがありますね。人は自分はこういう人間だという自尊心がありますのでそれを侵されたり、変えたりすることをものすごく嫌います。よって人は変われません。本当にしたいことがあっても自尊心にじゃまされちゃいます。たとえば、数学の問題がどうしても解けない場面を思い浮かべてみましょう。あなたは素直になんの躊躇もなく他人に自分がわからないことを表明し、その問題を教えてもらうことができるでしょうか?私は今になってようやくできるようになってきたくらいで95%はできていません。だって自尊心があるから。みんなが解ける問題が自分に解けないわけがないと思うし、解けないことを知られるのは恥ずかしいから。ほかにもたとえばあなたは大勢の人の前で自分の意見を主張することができるでしょうか?私はできません。なぜなら人にどう思われるか気になるからです。こんなに大勢の人の目線が一斉に自分に注がれているのにくだらないこと言っちゃったらどうしようと考えてしまうからです。それで嫌われたらどうしようとか考えちゃうからです。そんなことどうでもええことでしょ?たとえば数学の問題が解けないくらいでクラスの人にいじめられたりするわけ?いや最悪いじめられたからなんなの?それはこの世界に多大なる影響を及ぼすの?まちがいなくNOです。また、コンプレックスも裏を返せば自分のことをかわいがりすぎているのです。私ってこんなにブサイク。私ってどうしてこんなに背が低いのかしら。芸能人みたいな顔になりたいわ。などなどおそらく人間の99%が些細なものも含めてコンプレックスを抱いていると思います。ここで言いたいことも一緒で、おまえの顔がブサイクなことによって不幸になる人がいるのか?まぁいるかもね。お前の背が低いことによって誰か自殺するのか?いないでしょ。調子こいてんじゃねーおまえにそんな価値はねぇーとこう言いたいわけです。でもコンプレックスから生まれるポジティブな感情は重要なことです。このように人は常に自分をかわがっています。自分はこういう人間だからこういうことがしないとか、人からこんなふうに思われているだろうかこれはしないとだめだとか、くだらない考えは捨てましょう。しかし、捨てられないでしょう。絶対に捨てられないでしょう。これを捨てることができるのは残念ながら釈迦レベルの人です。いや、釈迦ですらあやういんじゃないでしょうか・・・だから俺は全部捨てろとは言いません。でもこう考えて欲しいのです。自分という存在はそんなにたいしたものじゃない。自分という人間が世界及ぼす影響なんて蚊よりも少ないです。蚊の方がよっぽどこの世界に影響を及ぼしています。だからもう少し自分に厳しくいきませんか?ということです。自分をもっと自分の想像もできないような環境に置いてみませんか?そしてもっと人生を楽しんでみませんか?あなたが世界に蚊ほども影響を及ぼさないんだからあなたが何をやってもいいんじゃないの?もちろん犯罪は抜きにして。そんな考えでもっと自分を変えていこうぜ!諸君!ある本に書いてありましたが、「変化こそが最大の安定」です。安定してる状態は実をいうと不安定なのです。いっやーすっきりした!
 
 しかし、ここである問題が発生します。それはといいますと自分が影響力のある人間になってしまったらいったいどうしたらいいのでしょうか?もしあなたが社長で自分のきまぐれで会社が倒産してしまったら何百もしかしたら何千にんの人々が仕事を失うかもしれないのです。いやーこわいですね。影響力のある立場の人間になった場合はどう対処したらいいのでしょうか。。。なぞです。何故なら自分という人間は蚊ほど影響力が無いからです。かといってあなたがそんなしがらみによって会社を変えていけないようじゃ会社の繁栄もありえません。今回は会社の例をあげましたが、首相なんてものすごいわけです。そんくらい重責なんです。でも日本を変えていくのが首相の責任です。だからそんなにみんなで責めちゃだめだよ?大企業の社長よりよっぽど首相の方がきついでしょ。自分の行動が与える影響がもう想像を絶するからね。だからどうしたらいいかわかりません。誰か意見を頂戴プリーズ。ここら辺で終わりません。いや、終わります。
もうちょっと書きたいことあった気がしたけどなぁ。。。

こんな神様やったら・・・


 『夢をかなえるゾウ』を読みました。この本に出会えてよかったです。俺みたいな人には是非読んでもらいたいので、中身が気になるような書き方で紹介したいと思います。

[ガネーシャの課題] 
 1.靴をみがく
 2.コンビニでお釣りを募金する
 3.食事を腹八分におさえる
 4.人が欲しがっているものを先取りする
 5.会った人を笑わせる
 6.トイレを掃除する
 7.まっすぐ帰宅する
 8.その日頑張れた自分をホメる
 9.一日何かをやめてみる
 10.決めたことを続けるための環境を作る
 11.毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
 12.自分が得意なことを人に聞く
 13.自分の苦手なことを人に聞く
 14.夢を楽しく創造する
 15.運が良いと口に出して言う
 16.ただでもらう
 17.明日の準備をする
 18.身近にいる一番大事な人を喜ばせる
 19.誰か一人のいいところを見つけてホメる
 20.人の長所を盗む
 21.求人情報誌を見る
 22.お参りに行く
 23.人気店に入り、人気の理由を観察する
 24.プレゼントをして驚かせる
 25.やらずに後悔していることを今日から始める
 26.サービスとして夢を語る
 27.人の成功をサポートする
 28.応募する
 29.毎日、感謝する
 
 30.世界を心ゆくまで楽しむ....

 成功する方法はもう確立されている。しかし、なぜ人は成功できないのかがこの課題に含まれています。その理由を関西弁をしゃべるインドの神ガネーシャが教えてくれます。本を読むまでこれらの課題の本当の意味を知ることはないでしょう。みんながみんな成功したいわけじゃないのは承知です。今の自分に満足しているなら結構です。ですから今の自分にくすぶっていたり、どうにかして変えたいと思っていたり、本当にやりことがやれてなかったり、とにかく何かしたかったりする人はこの本を読んでください。もしかしたら成功したいとかはどうでもいいとして何か発見があるかもしれませんよ・・・

2010年5月13日木曜日

全人類が知るべき事実


 思考がまとまっていないので右往左往するとおもいますが見てください。『世界を見る目が変わる50の事実』の本に対する考察ですたい!
 まず偽善者代表のわたくしから言わせてもらいますとどうして人間はここまで自分本位に生きてしまうのだろうか疑問で仕方ありません。完全に理想論ですが全世界のひとが人のためを思って生きていればこの本に書いてあるような事実なんておそらく生じなかったと思うわけです。特にアフリカの現状(この本は若干ふるくて2005年ころ出版のもの)なんてほとんどが自分さえよければいいという外国または自国の少数の人間の搾取によって多くの人々の人権が侵害されています。アフリカでは人権侵害なんてあたりまえです。だって教育を受けてないんだもの。教育を受けられないんだもの。教育を受けるような環境じゃなんだもの。学校もないし。まず暮らしていくのだって精一杯。そんな現状を知ったってアメリカなんかもちろん日本を含み、軍事予算に莫大なお金を投入したりしてるんだから本当に人間ってものがいやになりますね。だって自分っていう人間は他人がいて初めて自分とわかるわけでしょ??それなのに自分のことしか考えないなんてわけわかんない。どうしてひとつでもおおく他人に何かを与えようと思わないのかな?奪いすぎ。俺もだけど。まだまだたくさんのものを与えられるよ。ギブアンドテイクが人間関係においては基本だけど、テイクしすぎです。そんなこと言ってるおれだって別に募金とかするわけでもないし、今のアフリカの現状をどうにかして変えたいと強い信念があるわけでもありませんが被害を与えようなんてこれっぽちも持っていません。いや、当事者である人たちでさえそんなこと思ってないのかもしれませんね。ただ単に悲惨な事実を知らないだけかもしれない。でも知らないことって時には罪になるんです。そんなこと知らなかったではすまされない問題がやまほどあります。だからこの本はひとりでも多くのひとにたくさんの世界の現状をしってもらおうと著者は思って書いているわけですね。いつ自分が加害者になるかわかりません。それほど世の中はグローバル化しています。たとえばできるだけ良いものを消費者に提供したいという思いが自分がおもいもよらない国にまで影響を及ぼしてるかもしれないのです。だからもっと経営者はグローバルな視点にたって経営すべきだよ!もちろん経営者に限らず全員がそうなるべき!そういう責任があるんだよ。もう自国のことだけで精一杯なんていってる時代じゃありません。そのためにはどうすればいいか!!考えてみましょう!俺はさっき言ってることとまったく逆のことを言いますが、まずグローバルな視点を持ちつつ自国の問題を解決していくのがいい方法だと思うんですよね。どうしても自国に問題があると先に削られていくのが海外への支援金です。まず国々が自分の国のことを思い発展させていこうとすれば必ずいい方向に向かうと思います。なんて思いましたがこれは性善説にたった考え方でしたね。そんなこと考えたった自国のために領土を増やそうとしたり、自国のために脅威になるほかの国を攻撃しようとか考えちゃうのが人間です。だからこれといって解決策は思いついておりません。ですがもうひとつはおれっちがえらくなって世界に影響を及ぼすことができるくらいの企業を作ったり政治家になることができればもっと貢献できると思います。これは夢物語です。でもいまこそ偉大な指導者が必要なときなんではないでしょうか。今の大企業は搾取しすぎです。昨日も出ていましたがスターバックスなんてくそくらいの金で大量の上質なコーヒー豆を仕入れてあんなに高い値段で販売してるんです。フェアトレードのかけらもありません。俺はそういう企業はつぶれればいいと思ってます。何が企業の社会的責任だといいたいです。市場や顧客の利益になることをするのが企業の目標です。でもそのためなら関係ないところから搾取してもかまわないわけ?やだよそんなの。そんなことをいいながらも使ってしまうのが僕です。すみません。でもみなさん!!意識です。まずそんなことがあるんだなぁくらいの認識から始まり、日々そのことを意識してすごしていればもちろん全世界の人がですよ?世界はずっといい方向に変わっていくんじゃないですかね??

 どしどしコメント待ってます。

2010年5月12日水曜日

すげぇ映画大賞受賞


 ええ、厳正なる審査の結果『4ヶ月、3週と2日』をすげぇ映画大賞にしたいと思います!!拍手!!おふざけはやめまして、この映画すごいです!もう何がすごいってほかの映画とは一線を画しています。これ本当に映画かっていうくらいリアルで臨場感にあふれてて、緊迫感があり息づかいや心情までも伝わってくるような末恐ろしいものです。ものすげぇ眠い中寝るのを覚悟で観ましたが寝れませんでした。全然観る気もない中みましたが観終わっちゃいました。そんな気はないのにです。本当です。この映画を観ながら寝れるひとはもう何?って感じです。

 内容はといいますとちょっと調べちゃいました。なんかこの映画チャウシェスク政権下のルーマニアを舞台にした作品だそうです。チャウシェスクについて少し触れます(ウィキ参照です)。チャウシェスクといえば言わずと知れた(全然知らなかったですが)独裁者です。政権を親族関係の人々で掌握する縁故主義を敷いていました。「王朝」と呼ばれるほどの権力をほしいままにしていました。しかしルーマニア初大統領就任当初は国民からの人気も高かったそうです。しかし、彼はやはり独裁者です。国民の生活をどんどん圧迫していきます。全然自国の経済について考えません。自分は好きな政策をしていました。好きな放題な暮らしをしていました。そんな最悪の状況の中旧ソ連でゴルバチョフ政権が樹立されペレストロイカが推進されました。そこで自分の権力を守ろうと固執しますが最後にはルーマニア革命によって失脚します(詳しいことはしっかり自分で調べましょう)。そんな独裁真っ只中の時代設定の映画です。当然雰囲気はよどんでいます。そんな時代のある大学の寮の中から物語は始まります。はじめは全然なにがなんだかわかりません。二人の女性を中心にほかの寮生(女寮)が次々登場します。しかしなにも起きません。淡々と進んでいきます。そこから少しずつこの映画の本題「妊娠の中絶」が現れてきます。二人の女性のうちのひとりがどうやら妊娠してしまったらしいのです。そうです。タイトルは妊娠してからの日数のことです。当時のというか今もかもしれませんがルーマニアでは胎児の中絶は罪に問われていました。しかも5ヶ月を過ぎていると殺人罪が適用されるくらい重罪です。そうとしりつつも妊娠した女性は中絶を決断してそれをもうひとりの友達に手伝ってもらいます。この辺からもう引き込まれています。そしてある中絶を専門にした男性との接触がありいざ中絶をしようとするのですがそれまでにもたくさんの問題があります。。。これ以上書くとあれなのでこの辺であとはお楽しみにしときます。

 まぁ、客観的なんですよね。終始客観的。おそろしいくらいです。普通にハンディカメラとか使って画面とか揺れまくりですw だからこそのリアリティと緊張感なのでしょう。それと中心の女性ふたりの性格の違いがまたあれなんですよね。妊娠したほうの女性は本当に緊張感が無くて、ものすごいあやういことをやろうとしてるのにまったく実感というものが感じられないんですよね。ある意味危ういんです。医者らしき男に頼まれたことも一切できないし、本当に中絶する気あんのかこのやろう状態です。だから友達の女性(主人公)は四苦八苦します。だんだんと友達に苛立ちを覚えるのですがものすごいやさしいんですよね。この女性だってたくさん嫌なことたくさんするのに最後までしっかり見捨てないんです。でもこの主人公の描写がすごいんですよ!もうがんがん感情がぶつかってきます。表にもだすし隠したりもします。この主人公の身になったら崩壊するんじゃないかってくらいなんです。でもおそらく観客はこの女性に感情移入することになるのでだからものすごい怖い。はらはら。リアル。息を呑むような展開です。決してスピーディーなわけじゃありません。どうしても目が離せないのです。とにかくみてみることをオススメします。評価で言えば全然おもしろくありません。何がなんだかわけわかりません。意味不明です。でもそういう映画なんです。だからすっきりとかそういう感覚はゼロです。終わったら悪い夢から覚めたような感覚が襲ってきます。この映画に関しては本当に観てもらはないとどうしようもない。伝え切れません。ですからとにかく観てください。
 評価はつけられません。だからこそ「すげぇ映画大賞受賞作品」に選んだのです。少々長くなりました、すみません。

おちゃめな用心棒


 というわけで人生初の黒澤明映画体験しました。『用心棒』という作品です。あまり期待して観ませんでしたが、それが功を奏したのかなかなか楽しむことができました。日本の白黒映画を観たのもこれが初めてな気がします。日本白黒デビューですね。

 さて早速内容はといいますと、ある廃れたという宿場町に三船敏郎扮する主人公の名前を忘れました。が現れます。主人公は見た目にも流浪人とわかる(木の枝で行く方向とか決める)ような格好で、いきなり知り合いらしきおじいさんの家にあがりこみ飯をごちそうになります。ここまではなんだこいつ状態です。ごちそうになっている間おじいさんからこの宿場町が二つの「丑寅」とかいうやつと「なんとか」とかいう二つの勢力に牛耳られている現状を聞きます。町の人を容赦なく殺すわ、町を荒らすわの悪者たちです。しかもこの二つの賭博関係か風俗関係かの勢力はお互いにいがみあってました。そこで主人公が一計を図りその状態を解決しようと試みるのですが・・・ここからがなかなかおちゃめな内容となっていきます。

 内容の細かい部分はかなりの眠さのなか鑑賞したのであまり覚えてません。とにかくひとついえることは、古い映画なのに楽しめたということです!!これ俺の中では結構すごいことです。ヒッチコックやなんやらの昔の偉大といわれる方々の作品は何本か見ましたが面白いとは感じませんでした。それの原因のひとつにやはり海外のものというものがあります。作った当時の時代背景がありそれまでのその国の歴史やらなんやらが内容に組み込まれていますのでなかなか楽しもうと思っても難しいのですな。そしてあたいの母親いわく昔の映画はその当時その内容が斬新で革新的なものではあったが、今それを楽しめるかどうかはやっぱり人によると思われます。ただ、映画好きのひとはやはり楽しめる気がしますね。その点『用心棒』は日本の映画ですからね。そして古さを感じさせられるがおもしろいです。でもただおもしろいだけです。別に興味深いわけでもなんでもないです。それと三船敏郎はかっこいいです。そしてお茶目です。黒澤明監督の作品はこれしか見たことないのでなんともいえないのですが、これだけでは世界の黒澤といわれていいような内容ではないです。個人的にこの映画はクリント・イーストウッドなどの作品にも見られましたが、ある時代設定がありその当時の日本で普通に起きていた出来事を監督の視点から解釈し映像にしたのではないかと思います。そして日本にはこんな時代がありましたと伝えたかったのではないでしょうかね。わかりませんが。これからもうちょっと有名どころも混ぜつつ黒澤映画を楽しんでいきたいとおもいます。

 なんか話がまとまりませんでしたが、評価は今後の期待を含め★★☆☆☆。
ちなみにアマゾンリンクできるようになりました^^

2010年5月9日日曜日

崩壊に次ぐ崩壊


 今日3本目の映画は友達オススメの西川美和監督作品『蛇イチゴ』でした。この人の『ゆれる』を観たときにこの人の映画は難しすぎてわけわからんというわけで挫折を味わったのを覚えております。どうしてあんなに難しい映画を作るのか恨んだ覚えすらあります。というわけ今回の作品もまったく期待しておりませんでした。しかし!!この映画に関しては・・・同じような挫折を味わいました。。。またこの監督は難しいのをつくりやがりました。難しいというより答えがないというかメッセージ性がないというか、なんていうか観ていて怖くなります。もうひやひやします。多少のネタバレもあるかもしれません注意。

 さて内容はというと書くとなるとなかなかの曲者ですが頑張ります。ある一見平和そうな家庭がありました。その家庭は一見どころか家族の中でもこの家族は幸せだと思い込んでおりました。しかし、ひとりひとりが爆弾を抱えていました。その爆弾が直接的な表現なしに次々に観客に提示されていきます。もうなにがなんだかわからない状態です。しかし、わけがわからぬまま観客はいやおうなしにこの世界に引き込まれます。そしてやがてひとりひとりの爆弾が水面下で爆発しました。終には表面化しました。この家族は音を立てずに崩壊しました。もうそれは崩壊しました。というより、もとより崩壊していました。その崩壊を止めるものは何もありません。そこに家族を救いに来たかのように突然息子が現れました。彼も崩壊していました。彼の崩壊は彼の家族に見えません。ゆえに救いにきてくれたと思い込みます。しかし、もちろん救いません。なぜなら彼も崩壊しているからです。そして、崩壊の先に行きます。崩壊を通り越します。もはや最後には崩壊する部分も残っていません。そして最後に蛇イチゴが残りました。誰も救われませんでしたがなぜか蛇イチゴだけは輝いていました。おしまい。

 こんな感じのぶっとんだ内容です。まぁ怖かった。この人のカメラワークといい、映像の色調といいすべてが怖い。まったく怖いものなんて出てきてないのに怖い。言葉ではなく演技と上記のふたつで崩壊をイメージさせます。そしてさらに痴呆症かなんかのおじいちゃんが怖い。彼は見た目には完全に崩壊していますが、彼が一番崩壊してしません。その対比がたまらなく怖い。あのおじいちゃんは家族の崩壊に気づいているように見えました。たまらない。そしてみんなの演技がたまらない。うまいかなりうまい。というより演出がうまい。やっぱり明快なテーマは感じなかった。たぶんあたいの考えでは西川監督は人間の内面を描きたかったのではないでしょうか。誰もが目をつぶる人間の一面を描きたかったのではないでしょうか。つまり『ゆれる』と似たようなものを感じます。ただこの映画ほうが『ゆれる』よりは怖くなかったです。まだ内容が綺麗でした。友達が言っていましたが、主演を宮迫にすることでかなり和らいだかんがあります。というかあれも監督の意図だったのでしょう。人間は自分の醜い部分を見せまいと必死です。家族にすら隠します。それを見せたら自分という人間が疑われるから。誰もがこの感情を持っているでしょう。本当はものすごい殺意を心に秘めているかもしれない。本当はものすごい性欲を心に秘めているかもしれない。でもたいていの人間はそれを表に出しません。なぜなら犯罪になりうるからです。それを言うなら犯罪者ほど自分という人間のありままの姿を出すひとはいないでしょう。そういうところだと感じました。西川美和監督が描きたかったのはそういうところではなかったのでしょうか。。。と、少しあぶなめの内容になりましたが以上が感想です。好き嫌いは大いに分かれると思いますがこういう作品をみていっぱい考えるのもいいじゃないでしょうか・・・

評価は★★★。まぁ本当に人によるよ?友達はこの映画が大好きです。なんで好きかはまったく理解できません。でもそういう人もいるのです。

大晦日の豪華なおふざけ


 さてさて連続投稿したいと思います。今日はthe有頂天ホテルを鑑賞しましたーー!!というか映画(DVD)の投稿って誰か見たい人いるのか?やっぱり今劇場でやってる映画の方がいい気がするけど・・・まぁそんな金はないわけで。とにかくこの投稿を見てこの映画に興味を持ってくれればいいかなって気がします。そしてどしどしコメントください!!!お前の意見には納得できない等なんでもかまいません!しかし、別に返信したりはしません。

 内容ですが、思っていたものとは違いました。おそらく私が初めて観た三谷幸喜監督の作品は「マジックアワー」な気がしますがあそこまでふざけてはいませんでした。かといって「みんなの家」よりは笑いの数が多いのか?っていう感じです。私は「マッジクアワー」みたいなものをこの映画に期待しましたがそうではなかったです。というか普通にいい映画でした。笑いも全体的にシュールな感じで爆笑というよりはクスクス系の笑いかと思います。さて本題です。あるめちゃめちゃ従業員が個性的なホテルの大晦日の夜。ホテルで開かれるニューイヤーパーティーに向けて従業員一同仕事を進めていくのですが、、、まぁ障害だらけで全然進みません。ていうか来る客来る客従業員より個性的なやつらばっかりで従業員も振り回されまくり。というかみんながみんなふざけてます。ギャグです。最後にはいくつものギャグ試練を乗り越えて開催にこぎつきます。そこまでの過程がこれが意外にいい内容なんだよなー。ギャグなんだけどいい内容なんだよなー。

 この映画を観て思ったのはまず、三谷監督の力量が半端じゃないこと!どうやったらあんなに個性丸出しの役者たちをまとめていくのか本当に疑問でしたかありません。もうほとんどの役者が主役をやってもいいような人物ばかりなのに、決して特定の人物に焦点を当てるのでわなく全員が少しずつ個性を生かせれているという見事なもの。どうしてもあんだけの役者たちがそろったら活かしきれない人が出てきてもおかしくないですが、ひとりとして無駄な人はいません。もはやこれは芸術といってもいい次元です。はっきり言って三谷幸喜を見直しました。ふざけてばっかりで実力がないと思ってましたが、完全に勘違い。ものすごい実力。そして、この映画を支える脚本がすごいと思う。言葉とかもアドリブかもしれないけどまぁすばらしい。あきることなく2時間16分の長さを観ることができます。「マジックアワー」も最高でしたが、この映画もなかなかなものです。みなさんにも是非見ていただきたい一本です。

 というわけで評価です。★★★★☆。こんだけ推してて4つかよと思うかもしれませんが、俺は1と5を付けるのには結構厳しいと自負してします。つまり1だったら本当につまらない映画だし、5だったら最高の映画といって間違いありません(俺にとって)。

最強最悪の美人


 というわけでGガール(My super ex-girlfriend)を鑑賞しました。あんまり感想を書く気持ちになれないので適当に書きたいと思われます。内容はいたって簡単そしておもしろい!っていう感じです。学生時代に隕石がふってきてそれに触れた若かりしころのユマ・サーマンがスーパーな能力を手に入れて人々を救う日々を送っていた。普段は仮の姿でひっそりと過ごしていたが、そこに男がアプローチをしてきてその男にほれてしまい、その日のうちにセックスまでしてしまうというまぁなんともとんでもない始まりでありました。そしてまぁGガールの性格が悪いのなんので男がついに耐え切れなくなってしまい彼女をフルが・・・・・そこからがこの映画の本題であるわけです。

 まぁ娯楽映画としては結構面白い気がします。ていうかなによりもユマ・サーマンのきれいのなんのってもう完全に美人です。もうひとりのアンナ・ファリス的な名前のひともかわいいですが、とにかく別次元!!どうしてこんなにきれいなのにキル・ビルといいこんなやくばっかりやるのかわかりません。そして出る映画出る映画キスシーンの嵐。確実に男優の方に嫉妬します。まぁとにかく活躍してさえくれればなんでもいいです。ユマ・サーマンって何人なのって感じの名前しとりますが俺の予想としてはスウェーデンとかそのへんの出身な気がします。髪もきれいなブロンドで背も高くもう完璧といっていいのではないでしょうか!

 この辺でユマ・サーマンの話は終わりにして。とにかくこの映画はあんまりきを張る必要もなくすごい楽な気持ちで見ることができるので彼女と一緒にみたりしたら楽しいと思います。ただ、わざわざ借りにいくほどの内容でもないです。でもユマ・サーマンが好きな人には最高の映画だとおもいます!!!

例にならって評価をつけます!評価は★★★★☆です!!ちなみにこの評価はかなり偏見が混じっています。

それとどうやって画像を押したらアマゾンとかに飛ぶようになるのか誰か教えてください。

2010年5月8日土曜日

人は元々分かり合えない


 この本は他人と会話をする上でかかせないさまざま要素がかかれている。その中でも一番重要なのがタイトルにもあるとおり、「人は元々分かり合えない」ということである。これは悲観的に会話(コミュニケーション)を捉えているのはではなく、その絶対的な事実を知った上でコミュニケーションをしていくべきだといっている。はじめから人にわからせようとかわかってもらおうとか思ってたらコミュニケーションはうまくいかないよというわけであろう。この世にひとりとしてまったく同じ考えを持っている人間は存在しない。自分がこれはおもしろいとかこれはすごいとかこれは感動するとかこれは悲しいとかは人によって感じ方や捉え方は違う。そこでどうしたら自分の考えを人に聞いてもらえるようにするのだろうか・・・そこで重要なのがこの本に書かれていることである。
 ひとはほとんどと言っていいほど他人の話をちゃんと聞いていない。それも当然である。自分のまわりは常に動いていて数え切れないほどの出来事が絶え間なく起こっている。話を聞いている最中に隣のテーブルの人がくしゃみをするかもしれない、自分の昇進のことを考えているかもしれない、昨日行った飲み会を後悔しているかもしれない、彼女とうまくいっていないことを話したい、などなど人は「たいてい自分以外のことなど眼中にない」のである。そんな雑多な思いにふける人にどうしたら話を聞かせることができるだろうか・・・それはまず「人の話を聞こう」である。人に質問をしてその人のことを知ろう、その人の思いを語ってもらおうである。その人の話を熱心に聞くことで人は「自分の話を聞いてくれている。じゃあ俺も今度は相手の話を聞こう」となるのである。自分の話ばかりを相手に聞かせていては当然相手も退屈で興味がうせるのも当然のことだろう。聞くことは話すことなのである。その他さまざまな方法が紹介されている。
 人はわざわざ会話を意識しながらするなんてどちらかといえばあまりいい印象は無いかもしれないが、会話が上達することで人との関係は必ずうまくいくようになるのである。意識しないで会話が上達すると思うな!というわけである。この本を読んでぜひみなさんにも会話の面白さと重要性を知ってほしい。
 
 さて内容はあまりうまくまとまりませんでしたがこんな感じです。個人的な感想としては、内容はとてもおもしろく多くの人のためになる内容であることは間違いないが、文章があんまりおもしろくなく読んでいると眠気がおそってくる感は否めません。ていうか俺の集中力の問題もあるかもしれんませんが・・・。会話に関する本はいままで何冊か読んできましたがこれはなんというか人生においてというよりもビジネスシーンにおいてということに若干強めに重きを置いていると思いました。値段が1500円するのでほかにも探せばお手軽にこの手の本は手に入るかもしれません。


なんとなく続く限りは評価をつけていきたいと思います。評価★★★
ちなみに最大は★5つです。

2010年5月1日土曜日

2010年5月1日土曜日

齋藤孝さんや勝間和代さんの影響を受けて今日から本の感想や映画の感想とか日々思った重要なことを投稿し始める!!!!!とにかく訪れた人はなんでもいいからコメントを残してくれるとものすごい助かる。結局、このブログを通して自分の文章を書く力をつけ多くのひとの心を動かすことができることが目標だからなんのコメントもなしじゃあんまりやってる意味もないわけで・・・まぁとにかくよろしくお願いします!てこれってブログに書く内容か?