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2010年5月8日土曜日

人は元々分かり合えない


 この本は他人と会話をする上でかかせないさまざま要素がかかれている。その中でも一番重要なのがタイトルにもあるとおり、「人は元々分かり合えない」ということである。これは悲観的に会話(コミュニケーション)を捉えているのはではなく、その絶対的な事実を知った上でコミュニケーションをしていくべきだといっている。はじめから人にわからせようとかわかってもらおうとか思ってたらコミュニケーションはうまくいかないよというわけであろう。この世にひとりとしてまったく同じ考えを持っている人間は存在しない。自分がこれはおもしろいとかこれはすごいとかこれは感動するとかこれは悲しいとかは人によって感じ方や捉え方は違う。そこでどうしたら自分の考えを人に聞いてもらえるようにするのだろうか・・・そこで重要なのがこの本に書かれていることである。
 ひとはほとんどと言っていいほど他人の話をちゃんと聞いていない。それも当然である。自分のまわりは常に動いていて数え切れないほどの出来事が絶え間なく起こっている。話を聞いている最中に隣のテーブルの人がくしゃみをするかもしれない、自分の昇進のことを考えているかもしれない、昨日行った飲み会を後悔しているかもしれない、彼女とうまくいっていないことを話したい、などなど人は「たいてい自分以外のことなど眼中にない」のである。そんな雑多な思いにふける人にどうしたら話を聞かせることができるだろうか・・・それはまず「人の話を聞こう」である。人に質問をしてその人のことを知ろう、その人の思いを語ってもらおうである。その人の話を熱心に聞くことで人は「自分の話を聞いてくれている。じゃあ俺も今度は相手の話を聞こう」となるのである。自分の話ばかりを相手に聞かせていては当然相手も退屈で興味がうせるのも当然のことだろう。聞くことは話すことなのである。その他さまざまな方法が紹介されている。
 人はわざわざ会話を意識しながらするなんてどちらかといえばあまりいい印象は無いかもしれないが、会話が上達することで人との関係は必ずうまくいくようになるのである。意識しないで会話が上達すると思うな!というわけである。この本を読んでぜひみなさんにも会話の面白さと重要性を知ってほしい。
 
 さて内容はあまりうまくまとまりませんでしたがこんな感じです。個人的な感想としては、内容はとてもおもしろく多くの人のためになる内容であることは間違いないが、文章があんまりおもしろくなく読んでいると眠気がおそってくる感は否めません。ていうか俺の集中力の問題もあるかもしれんませんが・・・。会話に関する本はいままで何冊か読んできましたがこれはなんというか人生においてというよりもビジネスシーンにおいてということに若干強めに重きを置いていると思いました。値段が1500円するのでほかにも探せばお手軽にこの手の本は手に入るかもしれません。


なんとなく続く限りは評価をつけていきたいと思います。評価★★★
ちなみに最大は★5つです。

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